福井市のアトリエ訪問看護ステーションでは、このたび理学療法士が「認定スクールトレーナー」の資格を取得しました。
認定スクールトレーナーは、子どもたちの運動器の健康を守り、けがや運動器疾患・障害の予防、健全な成長・発達を支えることを目的とした、理学療法士を対象とする新しい認定資格です。
今回は、
- 認定スクールトレーナーとはどのような資格?
- 理学療法士が学校保健に関わる意味
についてご紹介します。
目次
認定スクールトレーナーとは?
認定スクールトレーナーとは、公益財団法人「運動器の健康・日本協会」が認定する資格です。
理学療法士が学校保健の現場に関わり、学校医などの医師や教職員、地域と連携しながら、児童・生徒の運動器の健康増進や、運動器疾患・障害の予防を支援することを目的としています。
2024年度から認定制度がスタートした比較的新しい資格で、2025年度までに全国で280人の認定スクールトレーナーが誕生しています。
なぜ今、学校に理学療法士が必要なのか?
理学療法士というと、
「病院でリハビリをする人」
というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし、理学療法士が持つ身体機能や動作を見る専門性は、病気やけがをした後だけでなく、けがや障害を未然に防ぐ“予防”の分野でも活かすことができます。
学校生活では、成長期特有の身体の変化に加え、スポーツ活動によるけがや障害、姿勢や身体機能の問題など、子どもたちの「運動器」に関するさまざまな課題があります。
認定スクールトレーナーには、運動器健診や学校保健に関する知識をもとに、子どもたちの身体の状態を捉え、保健指導や予防教育などにつなげていく役割が期待されています。
認定スクールトレーナーになるには?
認定スクールトレーナーの対象となるのは理学療法士です。資格取得にあたっては、学校保健や運動器疾患・障害の予防などについて学ぶ基礎研修が設定されています。
現在の制度では、
eラーニング30単位+対面式講習10単位=合計40単位
の基礎研修を修了し、資格認定試験に合格することが必要です。
普段の臨床とは異なり、学校保健安全法や学校教育、学校という組織の仕組みについても学ぶことが特徴の一つです。
訪問看護で働く理学療法士だからこそ、地域へ
アトリエ訪問看護ステーションでは、病院の中だけではなく、「暮らしの中で医療やリハビリを考えること」を大切にしています。訪問リハビリでは、利用者様の身体機能だけを見るのではありません。
自宅環境や家族、学校、仕事、地域での生活など、その人を取り巻く環境まで含めて考えます。認定スクールトレーナーの活動も同じように、理学療法士の専門性を「治療」だけにとどめず、予防や教育、地域へ広げていく取り組みの一つだと考えています。
今回の資格取得を、スタッフ個人のスキルアップだけで終わらせるのではなく、今後の地域活動や子どもたちの健康支援にもつなげていきたいと思います。
アトリエの資格取得支援制度|年間3万円まで補助
アトリエ訪問看護ステーションでは、スタッフ一人ひとりの「もっと学びたい」「専門性を高めたい」という気持ちを応援しています。その一つとして、資格取得や自己研鑽に対して年間3万円までの資格取得支援制度を設けています。医療は日々変化しており、資格を取得することそのものがゴールではありません。学んだ知識を利用者様や地域へ還元し、より良い医療・リハビリを届けることが大切だと考えています。会社として研修や資格取得を応援しながら、
学び続ける医療従事者が、きちんと評価される組織
をつくっていきます。
理学療法士の可能性を、病院の外へ
理学療法士が活躍できる場所は、病院や介護施設だけではありません。
在宅医療、地域、小児、学校、スポーツ、予防。
専門性を活かせる場所は、これからさらに広がっていくと考えています。
アトリエ訪問看護ステーションでも、訪問看護・訪問リハビリを軸にしながら、スタッフそれぞれの興味や専門性を地域へ広げていける組織を目指していきます。
「こんな分野を学びたい」
「こんな資格に挑戦してみたい」
そんなスタッフの挑戦を、これからも応援していきます。